能代でEVの鉄人と遭遇

能代に到着。市内にはいくつか急速充電スポットがあったので、またまたサポートカーと別行動。EVスーパーセブンは国道沿いの三菱ディーラーにピットインした。

【秋田三菱自動車販売 能代店】

前地点からの距離:68.6km 旅の総走行距離:714.1km

能代店には秋田店(秋田三菱自動車販売の本社)から連絡していただいていたようで、EVスーパーセブンが到着すると伊藤店長をはじめ、スタッフのみなさんに歓迎していただきました。さっそく、充電を始めて伊藤店長といろいろ話していると、サポートカードライバーの水嶋クンから着信が。。。

さては、また充電器が故障してたのか?

疑心暗鬼で電話に出ると「こっちの日産ディーラーに、お昼前からEVスーパーセブンの到着を待ってたっていう人がいて。今、そっちに向かいました」と。

ほどなく、1台のアウトランダーPHEVと黒い日産リーフが、こっちの三菱ディーラーに滑り込んできた。

アウトランダーの主は、伊藤店長からも「社長!」と呼ばれる畠山守さん。

駐車場の枠に入れるのももどかしいとばかりにクルマを停めると、24-70のいいレンズつけたEOS1Dを抱えてEVスーパーセブンに駆け寄って「あっちで待ってたらこっちさ来るんだもんな」とニコニコしながら興奮連写。

はて? 私でさえも次はどこで充電するかドロップボックスに入れてあるスケジュール表とココ充電を睨みながら行き当たりばったりで考えてる状態なのに、どうして「あっち」で充電するとわかったんだろう?

伺ってみると、この旅のことを知った畠山さんは「ぜひ見たい!」と思い、このサイトをチェック。でも、詳しい予定ルートがわからないから、能代店に「なんとか調べてくれ」と談判。能代店から三菱自動車本社に問い合わせ、能代ではさっきまで畠山さんが待ってくれていた日産ディーラーに立ち寄る予定になっていることを調べ上げたという。
(あ。このサイトでも旅の予定を公開するので、各地のディーラーさんに問い合わせたりはしないようにお願いします、ね)

す、すごい。

たしかに、旅の出発前、三菱自動車本社での打ち合わせで、予定ルートのエクセル資料をお渡ししてあった。

でも、すでに当時のスケジュール表よりも日程が一日繰り上がっていたりして、予定通りには進んでいなかったのに。。。

と、「そんだよ。来るのは明日だと思ってたけども、ブログ見たらもう能代に着きそうだから、今日は朝から待ってたんだあ」と畠山さん。

実は、畠山さんはアウトランダーPHEVだけじゃなく、日産リーフのオーナーでもあるそうで。今も、畠山さんのアウトランダーPHEVと一緒に、黒いリーフに乗った日産ディーラーの営業マンさん(この営業マンさんも、EVスーパーセブンをぜひ見たい! と、社用車を駆り出して来てくださったらしい)を伴っての到着だった。

「畠山さんはいったいどんな会社の社長さんなんですか?」と伺っても「そんなことはどっちでもいいからボンネット開けて見せてくれ」とスルーされてしまったが。。。

若い頃、別の職人修行をしつつ、自動車が世の中に広がり始める気配を悟り、「これからは自動車の時代だと思って、整備の資格取って自動車の仕事を始めたんだ」という畠山さんが、「これからはEVだろうよ」と興奮気味に話してくれた。
最近は「ここらの社長仲間にも黒塗りのでっかいクルマに乗ってるやつが多いんだけんども。これからはこっちがほんとの高級車だって教えてやってんだ」と。。

さらに、「キャンピングカーももってるから、屋根にソーラーパネル貼って、EVにして、電気だけで旅できるようにしたいんだ。こういう改造はどこでやってくれるんだろうな」ということなので、東北自動車さんのことをお話ししたりして。

もう。

畠山さんをハグしたいくらいうれしい気分。

そうこうするうちに充電が終わったので、さっそく助手席に乗っていただいた。せっかくだから、少しだけ本気の加速を体感してもらおうとアクセルを踏み込むと、畠山さんが抱えていたカメラが吹っ飛びそうになったりもして。。。

喜んでいただけたようで、なによりだった。

畠山さんの試乗を終えて能代店に戻ると、「あっち」での充電を終えたサポートカーも「こっち」に移動してきていた。

そして。

北羽新報社という地元紙の小林記者が取材に駆けつけてきてくれていた。

EVスーパーセブンを見つけて集まってくれた地元の方が、わざわざ電話して小林記者を呼んでくださったらしい。

もう、能代の人、熱いです。

ちなみに。

撮影旅行でしばしば北海道へ行くという畠山さん。キャンピングカーもそのためのクルマとのことで。「オレももう歳だからそんなに長いキャンプはしないし、デリカくらいのサイズでキャンプできるEV出してくれたらすぐ買うんだけんどな」と。

三菱さん、ぜひ!

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2 Responses to “能代でEVの鉄人と遭遇”

  1. 畠山 守

    こんばんは。ブログ拝見いたしました。
    昨日実は、能代市手前の八竜IC出口の7号線沿いで朝から待っておりましたが、なかなか来ないなあと諦めかけたその時一瞬にして通りすぎたのを目撃し、すぐに後を追い日産プリンスに向かいました。そこでアウトランダーと会うことができ、感動いたしました。その後はブログに載っている通りで・・・感動。感激!!あまりにも嬉しくて興奮してしまい、名刺をお渡しするのも忘れてしまいました。すみません。
    この後も道中長い旅になるようですが、お体に気をつけて全国制覇頑張ってください!!
    ちなみに、私は八竜IC入口7号線沿いで(有)湖北浄化槽を経営致しております。三種町の水処理施設の業務をしております。また、こちらに来ることがありましたら、いつでもお立ち寄りください。

    返信
    • yorimoto

      畠山さん、本当にありがとうございました。

      浄化槽の会社なんですね。エコロジーやEVへの関心、意識が高いのも、なるほどです。
      水処理とエネルギーという点では、個人的に、仙台市などが実証実験を始めている藻類バイオマスに注目しています。筑波大学の渡邊先生などのキーパーソンが取り組んでいる研究です。

      まだ旅は始まったばかりですが、畠山さんの笑顔と熱意に励まされました!
      おかげさまで、EVスーパーセブンは元気に八戸への里帰りをしています。

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