今日は朝イチで宮城県庁を訪問。日本ＥＶクラブの舘内代表が、宮城県の村井知事にキャラバンの報告をするとともに、地震被害に対して義援金を手渡した。それに対し村井知事からは、ＣＯ２削減の願いを込めた短冊がかかった笹が送られた。

一連の式の後は、いつものように試乗会。県庁職員の方々がＥＶを体験し、静かさや走行性能に目を輝かせていた。そんな職員の方のおひとりに話を聞くと、ＥＶについてとてもよくご存じのようだった。また、県庁では最近、公用車をすべて低公害車や低燃費車に変えていること、仙台市などでバイオディーゼルの運用を始めていること、知事の車をハイブリッド車にしたことなど、クルマの運用にも詳しく、いろいろ教えていただいた。おまけに、７０年代のオイルショック時に盛んだった電気自動車開発のこと、その頃の液式バッテリーのクルマでいろいろたいへんだったことも知っている。よくよく伺うと、県庁で環境を担当している環境生活部の安齋次長だった。そりゃあ詳しいはずだ。お見それしました。

環境担当なので話の内容が非常に現実的だが、ハードルのひとつは、環境に対しての取り組みの本当の意味を理解してもらえるかどうかにあるとのことだった。「今は、貯金を食いつぶしてるだけなんですよねえ」という言葉が切実だった。といって、すぐにすべてを切り替えることができるわけもないしなあと思いつつ、我が身を振り返ると下を向きたくなる。

　

さて、村井知事から「東北では２カ所のうちのひとつに選んでいただいて感謝してます（東北の）みなさまには洞爺湖キャラバンの趣旨を理解していただき、環境負荷の低い社会を作ることの重要性を認識してくださるよう祈念しています」という言葉をいただいたキャラバン隊は、このあとは昨日の終了地点、大崎市からリスタートをする。

今日は盛岡までの１８０ｋｍを走破予定。今日も一日、よろしくお願いいたします。