小学3年生で原付バイクに乗って始まった私のCO2排出人生は、やがて設計したレーシングカーが山のようなCO2をサーキットにまき散らし、その傍らで自動車評論家としてエンジン自動車の素晴らしさを謳いあげ、個人的にはV型12気筒5リッターエンジンの載った燃費がリッター2キロメートルのスポーツカーをこれ見よがしに乗り回すようになるまで延々と続いた。その結果、私は何トンのいや何百トンのCO2を出し、地球を灼熱地獄一歩手前にしてまった。
そうした私のCO2排出人生は、グレタ・トゥーンベリさんのような若い人たちの未来を奪ってしまった。どう懺悔しても許される人生ではない。
以下の論考は、私の過ちを記したものである。どうかお読みいただいて、若い人たちとまだ見ぬ世代の未来を少しでも明るいものにしてほしい。
日本EVクラブ代表理事舘内端

日本EVクラブ会報Vol.22(Annual Report2018) フロントメッセージ (PDF)(文:舘内端)
(日本EVクラブ会報は、会員向けに発行している年会報です。今回特別に公開いたします。)