洞爺湖キャラバンDailyレポート 木野 龍逸

プロフィール

木野 龍逸

フリーランスのライター兼カメラマン
海外生活での経験から環境問題に興味を持ち、主にクルマの環境問題、次世代車、エネルギー問題、経済と環境の関係等について、国内外、辺境地等での取材を手がける。一般紙、自動車専門誌等を中心に活動中。日本EVクラブ会員。

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2008年06月25日 17:17

洞爺湖町役場に到着!

豢樒絢貉門・逵・_MG_7821.jpg午後2時過ぎ。

洞爺湖町役場に着いたあ!

洞爺湖町副町長はじめ、役場の方々に出迎えられてキャラバン隊のR1eとiMiEVは、快晴の洞爺湖町役場に着いた。遅くなりましたが、本日最後のリポートです。

出迎えていただいた吉田茂副町長のお話では、昨日まではキリがかかっていたそうで、こんなに晴れたのは久しぶりだそうだ。町は洞爺湖サミットで忙しい中だが、お天気もいいし、大勢に出迎えられたドライバーも、日本EVクラブの舘内代表も、町役場の人たちも、みんな、いい笑顔になっている。

豢樒絢貉門・逵・_MG_7858.jpg役場では、東京からの行程で集めたCO2削減お願い短冊付き笹を吉田茂副町長に手渡した。集まった短冊は、全部で数百枚になっていた。

EVについて吉田副町長は、「北海道だと航続距離がもう少しあればとは思いますけど、近くなら十分使えますよね」とのこと。いつか洞爺湖町でEVが走るといいっすね。

さて、気になる今日の走りっぷり。

最後の区間距離約37kmを走り、iMiEVは約半分、R1eは3分の1の電気量を残していた。iMiEVはついに、1kWaあたり12.7km、R1eは12.9kmと、2台とも13km近かったそうな。iMiEVは3人乗車だったので、負けてないというか、勝ったというべきか、津々見さんもちょっと満足そうだ。

豢樒絢貉門・逵・_MG_7816.jpgそれにしてもよく走ったもんだ。おそらくは、関係者全員の予想を大きく裏切る走りっぷりだった。なんといっても、実用電費でこれだけの数字が出るなんてことは、誰も考えてなかったに違いない。よくわかったのは、EVの実力が非常に高かったことと、もうひとつは、運転の仕方で電費が大きく違ってくるということだ。

2つめの、運転の仕方で電費が変わるといっても、こうまで変わるとは、という驚きと賞賛の声がしばしば聞かれた。それがわかったのは大きな収穫だった。

走ったついでに、2台のEVは洞爺湖を一望できるサイロ展望台へ。海に近い役場からは約10kmちょっとの道を、登り登って、また登るけども、到着時にはR1eは約20km、iMiEVは約半分の電気量を残していた。スゴイ。

豢樒絢貉門・逵・_MG_7930.jpgそんなわけで、無事に洞爺湖までは来た。あとは最後の北海道庁表敬訪問。それが終われば帰れるけども、北海道の初夏を堪能できるのもあと少しと考えると、ちょっと惜しい気はする。なんてことを、洞爺湖畔の道を札幌に向かいながら考えていた。

では、みなさん、また明日、最後のレポートでお会いしましょう。