2019年雑感

石崎 啓幸(神奈川県)

市販EVを購入してもうすぐ10年になります。思えば2010年末にアイミーブを購入してから、次は何に乗り替えようかと思いつつ2020年になりました。が、買いたいクルマがない! いや、正確に言えば欲しいクルマはあるのだけれど、自分の財布に見合ったクルマがないということなのです。

買い替えたい理由は、やはり航続距離の問題かしら。特に昨年からバッテリーの劣化が目立つようになり、かといって取り替えには百万単位の金額がかかる(って、リーフより高いじゃない!)。そうかと言って近所のスーパーに買い物に行くだけで目盛りが4個も減ってしまうというのは精神上まったくよろしくないので、家族からはブーイングの嵐が。

「i3に買い替えな!」との声もあるのだけれど財布が折り合わない。そもそもなのだけど、EVを「購入」するリスクって高くありませんか? パソコンやらTVモニターならそんなに金額は張らないのだけど、400万からする金額を支払って減価償却が非常にキツイ。むしろリースか引き取り込みの残価ローンを組むかで悩みます。

それにしても…。EV黎明期という時代を考えてもプレミアムEVのなんと多いことか。テスラ3とi3は別にしても欧州製のEVはどれも1,000万超えですから、欲しいけれどもなんともなりませんし、そもそもウチの貧弱な車庫には入り切りません。ホンダのEVならどうかと思いましたが、アイミーブとどっこいの航続距離では後継機種にはなりません。結局のところ候補はあるものの、もう少しガマンしなさいということになってしまうのです。

世の中EVはどうなっているのでしょう。毎回白馬EVラリーに参加させていただいているのですが(実はアベレージラリーには一回も参加していません。前日の懇親会に参加して、次の日には温泉に入って帰ってしまっているので…)、その際に利用しているクルマが今問題なのです。

長野県内で借りられるEVを探してみてください。日産レンタカーでは取扱いなし(2017年に新型になったのに、まだ1台も導入していません)。トヨタレンタカーではプリウスPHVのみ(これも県内で1台のみです。長野と松本で借りた車体のナンバーが同一でしたから確かです)。ニッポンレンタカー、オリックスレンタカーも対象なし・・・。っていったいどういうこと?

関東圏では見つかるEVレンタルも、「それ以外の地域ではクルマという商品ではない」と企業が考えているということですかね。昨年の白馬ラリー懇親会で内輪話を聞かせていただきましたが、要するに「評判がよろしくないのでラインナップから外してしまった」ということのようです。そういえばEVタクシーもすっかり見なくなりました。個人ならともかく、会社組織ではEVタクシーはNGということなのでしょう。

EVではないのですが、家庭用蓄電池としてテスラ社が100万を切る蓄電池を販売すると報道がありましたが、例えばニチコン社のEVを蓄電池と見なす変換器などもヒットしているとは思えませんし。災害が続いた2019年でしたが、このあたりの売り込みも弱いですね。せっかくのEVの特性がアピールされていないのが残念です(といっても本来のクルマとしての楽しさがアピールできていないのだから仕方のないところなのかな)。

最後に、25回を迎えたEVフェスティバル。多くの会員と会えるので毎回楽しみに参加させていただきましたが、筑波での開催は昨年が最後だったとのこと(なんとなくそんな気はしていたのですが、実際発表されると寂しいですね)。でも会場変更もすでに何度も経験しているし、内容もかつてのJARIオーバル周回数の時代からいろいろ変わってきましたしね。今年も参加させていただきたく予定を組んでいます。

2020年がEVにとっての転換の年になるのか、今までの延長で年末を迎えるのか、よ~く見極めたいと思っています。いつものダラダラ雑感でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。

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