21世紀の自動車と社会を考える会(仮称)
プレイベント『EVの航続距離を考える』
2012年2月25日(土)13:00〜16:00
DUNE RENTAL SPACE(東京都渋谷区)にて開催します!

自動車産業を取り巻く状況が厳しくなる中、次世代に向けた環境・エネルギー対応車の開発、普及が急がれています。そこで、「21世紀の自動車と社会を考える会(仮称)」を設立し、内外の自動車をめぐる状況を学び、私たちは何をすべきかを考えたいと思っています。

プレイベント第1回目は、『EVの航続距離』をテーマに開催します。

EVの普及を阻害しているのは、車両価格の高さ、航続距離の短さ、充電時間の長さだといわれます。では、この3つが解決できればあなたはEVを買うでしょうか。あるいはEVは普及するといえるでしょうか。

今回のイベントでは、日産自動車『リーフ』開発責任者の門田英稔氏と日本EVクラブ代表の舘内が航続距離について語り合います!

当日はネット中継(USTREAMを予定)を実施して、会場に来られない方にも議論に参加いただけるようにする予定です。

●開催概要

日時:2012年2月25日(土)13:00〜16:00(受付12:40〜)
会場:DUNE RENTAL SPACE(デューン・レンタルスペース)
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-35-3
※地下鉄副都心線北参道駅から徒歩2分・ JR千駄ヶ谷駅から徒歩7分)

主催:日本EVクラブ 
参加費 :3000円(日本EVクラブ会員:2500円)
※当日、受付でお支払いください。
定員:30名(申込受付順)
締め切り:2012年2月20日(月)
※締切後に参加可否のご案内をいたします。
開催内容の詳細は裏面をご覧ください。

●参加申込はこちらから>>>

●内容(予定)

日産リーフWEBカタログ

1.「日産リーフの航続距離を設計する」

日産自動車 リーフ開発責任者 門田英稔氏

リーフを設計するにあたって、航続距離はどのように決まっていったのか。その過程をお話しいただきます。
電池の性能、モーター効率、空気抵抗、転がり抵抗、車両価格などさまざまな要因を考えて航続距離が決まっていった様子をお話しいただくことで、EVの航続距離を考えてみましょう。

2.「航続距離とは何か」

日本EVクラブ代表 舘内端

航続距離とは、もともと船舶の航行距離を言い表したもので、やがて飛行機にも使われるようになった。船舶では公海上で燃料が切れると遭難の危険性が増し、飛行機では墜落の危険があるために、1回の燃料補給で移動できる距離が船舶と飛行機の性能上でもっとも重要な指標だからであった。
一方、エンジン車ではエネルギー搭載量が多く、航続距離はあまり問題とならなかった。ガソリンの普及によってエンジン車の利便性が高まると、航続距離はほとんど考えられなくなった。また、米国のような社会は別にして、自動車が燃料切れを起こしても襲われたり、遭難や墜落の危険があるわけではない。しかも、燃料補給にさしたる時間はかからず、燃料切れを起こしても利便性が大きく損なわれることはない。
しかし、EVは航続距離が短いから使い物にならないとまでいわれる。利便性が損なわれるのが、それほど怖いのだろうか。あるいはEVにエンジン車と同じ利便性がないから気に入らないのだろうか。贅沢になりすぎてしまった結果ではないのか。EVは航続距離が短い自動車であると認めて、それなりに工夫して使うことはできないのか。航続距離が短いから使い物にならないという意見には、傲慢な匂いを感じてしまう。

3.ディスカッション

上記の話をベースに、会場とネットを結んでEVの航続距離をめぐるディスカッションを行います。

●参加申込はこちらから>>>