DSC05839.jpg DSC05840.jpg DSC05841.jpg DSC05843.jpg

想定外の充電不可

屋久島へのフェリーは、宮之浦港に到着する。島で最初の充電スポットは、この宮之浦港のすぐそばにある『屋久島環境文化村センター』だ。

島内に4ヶ所の急速充電器がある屋久島。もちろん、我々も充電の心配などまったくしていなかった。使うべき充電器では、飛行機で屋久島入りしたJAF MATE編集長の鳥塚さんと舘内代表が借りてきたレンタカーのリーフが充電中。

すでにほぼ満タンになっていて、EVスーパーセブンと早速交替してくれた。

が。

この充電器。なにやら懐かしい電話ボックスみたいなスペースに入っていて、デザインも初めてみるカタチ。塗装などは古びていて、どことなく「手作り」感さえ漂っている。

少し、イヤな予感を抱きつつ。

しかも、屋久島の急速充電器は島民用に発行される登録カードがないと利用不可。ここは、ちょっと規約外かもしれないが、レンタカーのリーフに付帯していたカードを使って充電を試みる。

はたして。

充電器をセットしてスタートボタンを押しても、すぐにエラーが出て止まってしまう。

2〜3度チャレンジしてみたが結果は同じ。

あきらめて、島内の急速充電器を管理している『鹿児島県屋久島事務所』に電話で問い合わせてみた。

すると。

なんと、屋久島にある4基の急速充電器のうち、ここ『屋久島環境文化村センター』と、安房という地区にある『鹿児島県屋久島事務所』の充電器は、チャデモの規格が定まる以前に設置されたもので、端的にいって「チャデモではない」ものらしい。

早過ぎた悲劇。

リーフやMiEVシリーズなどの市販EVには対応するよう改良しているそうだが、手作り急速充電システムのEVスーパーセブンは想定外。充電できないということなのだ。

つまり、EVスーパーセブンが屋久島で使える充電器は2基だけ、ということになる。

うむう。

ま、しかたない。

1ヶ所でも充電できる場所があれば、100kmの島一周にチャレンジすることはできるだろう。想定外ではあるが、それも旅。あわてず騒がず、次を目指すことにした。

 
それにしても。

今後数年間で、チャデモ急速充電に対応したEVはバリエーションが一気に増えてくる。輸入車にもチャデモ対応した車種が登場してくる。

そのEVで、フェリーに乗って屋久島に来た時に、この充電器はちゃんと使えるのかどうかが心配だ。

ちなみに。

今回のように島外からフェリーでEVを持ち込んで、島の急速充電器を使いたいときは、ひとまず、電話などで安房の鹿児島県屋久島事務所に問い合わせをすることだ。臨時のカードを貸与するなど、臨機応変に対応してくださるらしい。


コメントをどうぞ