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濃霧で、ぎりぎり

すてきな内藤さんと別れて、那須高原を目指す。今日、最後の充電ポイントとして想定している那須高原ビジターセンターまでは、東北自動車道を使って約80km。標高差約400m程度の上りになる。

さっきの三菱ディーラーでは、内藤さんが充電待ちしておられたから、85%(推定)ほどの充電率で終えた。

【那須高原ビジターセンター】

前充電地点からの走行距離:80.5km 旅の総走行距離:2350.5km

上り坂では、EVの電池のもちは極端に悪くなる。

80kmという距離はEVスーパーセブンにとって問題ないが、85%程度の充電率で、400mの上りが加わると。。。

頭の中でぐりぐり計算してみた結果、「ぎりぎりいける」と判断。途中での継ぎ足し充電はすっ飛ばして、那須高原を目指すことにした。

東北自動車道を走り、那須高原SAのスマートインターチェンジを下りるルート。SAの数キロ手前で、EVセブンを運転している斎藤さんから「残量の警告灯点滅が始まった」という連絡が入る。

目的地まではあと20km程度だ。

しかも、降り出した雨はますます強くなってくる。

ビジターセンターの充電器が使えるのは17時半まで。時間もぎりぎりになってきたから、電話して「ぎりぎりになりそうだけど、なんとか充電させてほしい」とお願いしてみた。

ご担当者からは「気をつけて来てくださいね」と優しい言葉。ありがたい。

那須高原にさしかかると、霧まで濃くなってきた。雨も降り続いている。電池残量に余裕はないはずだから、アウトランダーPHEVが法定速度で巡航してEVセブンを先導する。

後続の、ドレスアップしたジープが、少しいらだったような動きでわれわれの2台を追い越していく。

法定速度で走ってるのに。あの人は、何をそんなに急いでるんだろう。と、私自身、エンジン車を運転するときはそこそこ飛ばしてしまいがちなことを棚に上げて考える。EVに乗っていると、ゆったり走るのが気持ちいいと感じてしまうのだ。

ビジターセンターに到着したのは、17時24分だった。

真っ暗で濃霧の駐車場で充電器を探すのに少し手間取り、手続きをして充電開始したのが17時30分。

結局。

規定の30分の充電を終えると、時刻は18時になってしまった。

ビジターセンターのみなさん。ご迷惑をおかけしました。
そして、ありがとうございました。

 

充電は始まって、液晶の表示を見ると、電池残量は10%を切って7%程度(このタイプの充電器には数値が出ないから推定値だが)だった。今までを通しても、一番ぎりぎりまで電池を使い切ったケースになった。たぶん、残りの走行可能距離は数キロ、といった感じだっただろう。
 

那須高原ビジターセンターでの充電は無料。でも、500円程度のカンパを入れる箱が、受付に置かれている。今のところ、かなり賢明で正しいやり方だと思う。

充電時間は開館時間内。つまり、本当は規定の17時半には、充電を終了する時間までに行く必要がある。

我々の時間外充電は「悪い見本」だ。

今回は優しく対応していただけたが、そうじゃないこともある。EVだから、と世の中の優しさに甘えていると、無用なトラブルのもとになる。

EVユーザーのみなさん、ご注意を。。。


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