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東京、上陸。

2013年9月2日。
EVスーパーセブンが、ついに東京にやってきました。もろもろの調整を終えて、9月4日夕刻、極秘の首都圏試走を敢行。
夕立ち、というよりも、最近頻発するゲリラ豪雨やら竜巻が気になるもくもくとした黒い雲を見上げつつ、東名高速道路を疾走しました。

エンジン車からEVに生まれ変わって、初めてとなるEVスーパーセブンの高速道路ラン。しかも、私がスーパーセブンのハンドルを握ったのは先日の八戸が初めてのこと。フルオープンの状態で、こんなに座面の低いクルマで、夕方の東名高速を走るのはもちろん初体験のことでした。

でも、しばらく走ると不安なんて吹き飛んで、なにはともあれ、気持ちいい!

EVスーパーセブンで使っているモーターは「3000〜4000回転あたりの効率がいい」という舘内さんのアドバイスを肝に銘じて、タコメーターを睨みながらのドライブ。ミッションも残してあって、2速にいれたまま、80km/h巡航ペースで走ると、モーターの回転数がちょうど4000回転近くの「おいしい」ところにくるってことも発見しました。

とはいえ、少しアクセルを踏み込んで5000回転くらいになってくると、駆動系のメカニカルノイズ(たぶん)がまるでエンジンのように高まってくるので、ついつい3速にシフトアップしたくなる、というのも発見でした。でもね、シフトアップするとモーター回転数が2000くらいに落ちるから、「もっと踏み込んで、最高速にチャレンジしたい」なんて欲望もむらむらと。。。

でも、EVスーパーセブンでの高速巡航は80〜90km/hくらいのペースが気持ちいいです。80kmと100kmでは、フロントガラスを巻き込んでくる風圧がまるで違います。市販EVでも「80kmと100km巡航では電費がまるで違う」ということを理屈では知っていましたが、なるほど、これだけ空気抵抗が変わるのであれば納得です。空気抵抗って「速度の2乗に比例して大きくなる」という物理の真理を実感。今さらながら、エンジン車で常日頃のかっ飛ばし運転を反省してしまいました。

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今回の東名試走のミッションは、高速道路SAの急速充電をテストするのが最大の目的でした。

海老名SA上り線にピットインして、これまたEVスーパーセブンにとって生まれて初めての、高速道路急速充電。なにしろ手作りマシンですから、ハイテク満載の急速充電で、ほんとにうまく充電できるのか。。。

でも、そんな心配は杞憂でした。

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充電コネクターをつないでスタートボタンを押すと、、、当然のように充電がスタートしてくれました。

まだ電池はそんなに減っていなかったので、5分ほど充電して東京へ。

と。

料金所を過ぎて、東京インターに向かうあたりでパラパラと雨粒が。
なんとかEVクラブのガレージにたどり着き「ああ、降られないでよかった」と思いながら車庫入れを終えたのですが。。。
その途端、ドシャーッっとすごい雨が降ってきました。

もちろん、EVスーパーセブンには幌がありますし、電装部品の防水にも万全を期していますが、幌をすると極端に視界が悪くなる(まだ未体験ですけど)し、できれば、雨を避けて、常にフルオープンで走りたい。
そのためにも、雨を避ける強運はドライバーにとって大切な資質、かも。

ともあれ、私の強運を神様に感謝して、日本一周の旅の間も、ずっとこうあってほしいと願う東京試走となりました。


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