HOME > EVフェスティバル2005 > コンバートEVレポート
TOP 最速EV選手権  電動美走選手権 環境EXPO CO2診断  top
 コンバートEV ERKジムカーナ 何でもEV展示 東西対抗戦  
REPORT RESULT

コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ

概要

 手作りのコンバートEV(電気自動車)が1周2kmのサーキットを、1時間で何周できるかに挑戦します。ホームストレッチ上にピットを設け、1周毎に必ず一時停止など、変則的なコースレイアウトは例年通り。本来のピットロードからレースを観戦できます。ドライバー人数は無制限、ただし、今年は乗車人数による周回数の加算はありません。仕掛けはスタート30分後の「くじ」にあり。楽しい耐久チャレンジです。

電気自動車
スタート
詳細
  • トライアル内容
    • 1周2kmのサーキットを、1時間で何周できるかを競う(ただし、1周毎に必ず一時停止)。 
    • ドライバー人数は無制限。ただし、ピットイン5回以上を義務づけ、ピットストップ1分以上停止。(ドライバー人数による、周回数加算はありません)
    • レース中のバッテリー交換、充電は禁止。
    • 途中「くじ引き」を行う。くじの内容により、周回数が増やされる(予定)。
    • チャレンジEVミゼットII第4戦を兼ねる。
  • 参加車両
    • コンバートEV(市販エンジン車をEVに改造したもの)。
    • JAF・EVストックカー指導要項に準ずるEV(オープンカー以外は、ロールバーは不要)。
    • モーターは自由。ただし、DCブラシモーター以外の高性能モーター(AC、DCブラシレス等)は1周減算。
    • バッテリーは自由。ただし、鉛バッテリーで電池の総電力量が10kWh以上は1周減算。鉛バッテリー以外(ニッケル水素、リチウムイオン)は、電池の総電力量が9kW以上は3周減算、9kW未満は1周減算のハンディを設ける。
    • ディスタンスチャレンジで使用できるバッテリーは1セットのみ(レース中の交換、充電禁止)。
    • 車両重量は、コンバート前の車両重量の1.5倍までとする。
  • エントラント(ドライバー)
    • 車両1台、ドライバー数は無制限(1名でも可)、ただし最低5回のピットインを義務付ける。ドライバー代表者は、日本EVクラブ会員に限る。
    • ドライバーは、普通免許所有者(フェスティバルなどEVレースの参加者、サーキット走行経験者がのぞましい)。
      サーキット走行未経験者には、当日、コースガイドを行なう予定です。
  • 賞典(周回数に乗車人数×係数を加算した数で順位を決定)
    • 総合賞:上位3位まで表彰
    • クラス賞:軽自動車を除く車両の中で最も上位の車両を表彰
    • チャレンジEVミゼットII第4戦 上位3位まで表彰
レポート

 ホームストレートにピットとピットレーンのスペースを作り、独自のルールで1時間耐久レースを行うのが「コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ」。今年は19台の自慢のEVが1時間を走り抜きました。
その特徴は

  1. 1時間の間にサーキットを何周できるかを競います。バッテリー、モーターによりハンディ周回、くじ引きによりボーナス周回があります。
  2. スタートは変則ル・マン方式。スタートフラッグが降られたら、チームメンバ ーが車に走り寄り、受付時にひいたくじに書いてある内容「すぐスタート」「10秒後にスタート」「20秒後にスタート」に従い3分割にスタートします。
  3. 毎周ゴールライン手前で一時停止し周回ステッカーを貼ってもらいます。ここでは1位から3位までの車両には順位表示の風船が付けられます。 
  4. ドライバー人数は自由ですが、最低5回のピットインが義務付けられます。
  5. レース途中で「くじびき」を行い、くじの内容によって周回数が加算されるようにしました。クイズの内容は、「EUの自動車工業会が行う1km走った時に1台の車から排出されるCO2の自主規制値は?(正解:140gCO2/km…ゼッケン19番に2周追加)」、「世界第2位のCO2排出国は?(正解:中国…ゼッケン5番に2周追加)」、「米国の自動車が1日に使う石油は、イラクの1日の生産量の・・・(正解:6倍…ゼッケン3番不正解のためゼロ周)」でした。

 レースは、ゼッケン3番オーデリックウイズコスモがダントツの速さでトップを独走、2位以下には同一周回が何台もいる大接戦になりました。
 ゼッケン3番がトップでチェッカーを受けましたが、レース後、上位3チームに行った車両重量検査で車両重量オーバーのため10周減算となり、優勝を逃しました。
 優勝は、クイズで2周加算され合計21周走行したNo19ミゼットIIEV-R(ダイハツ有志チーム)

フォトレポート
photo
ドライバーが多い為、ドライバーズミーティングは大変です

photo
オフィシャルもボランティアで成り立ってます

photo
スタート待ち

photo
スタート前

photo
スタート

photo
スタート

photo
スタート

photo
ホームストレート上で毎周一時停止します

photo
上位3台には識別の風船を取り付けます

photo
周回数ステッカーを貼ります

photo
photo
photo
photo
photo


photo
アルファードハイブリッドでレース観戦出来ます

photo
ゴール

photo
優勝したのは No.19 「ミゼットII EV-R2」

3位になったSHOWAの佐藤さんの喜びの声

今回は、2年ぶりの出場となりましたが、予想通り?の走りで 3位入賞となりました。今までの苦労が報われ、メンバー全員で 喜びを分かち合えました。2年前は、思ったように走行距離が 伸びず、非常に悔しい思いもしましたが、その教訓を生かし、 今回出場の車両では、走行距離の向上はもちろん事、日常の 使用に問題ないように、ヒーターとエアコンも装備しました。非常に 使い勝手の良い、すばらしい車両です。(ちょっと自慢) 来年は、優勝目指して頑張ります!ついでですが、今回はレース後も 電池残量がたくさん残っていましたので、来年は2時間耐久レースに して下さい!!(言い過ぎか?)


JAPAN EV CLUB Copyright (C) 2005,Japan Electric Vehicle Club All right reserved.