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コンバートEV1Hディスタンスチャレンジ

 

コンバートEV・1hディスタンスチャレンジとは?

 コンバートEVは、既存のガソリン自動車のエンジンを電気モーターに交換し、バッテリーを搭載した電気自動車です。しかも、参加しているコンバートEVはすべて自前でコンバートした手作りEVばかりです。競技は、1時間の耐久トライアルです。1周が5.5kmのコースを何周できるのか。1回の充電で走れる距離を競います。昨年の優勝コンバートEVは14周をこなしています。「トライアル特別規則書」

 

  相変らず、降ったり止んだりの天候の中、中止を考えていた矢先のエントラントからの「やりましょう!」の熱い声に励まされ、競技委員の協議の結果、「やれるとこまでやろう」でレースはスタート。レース直前まで雨対策に追われるエントラント。エントリー台数は25台。
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レース序盤
各車バッテリーの充電残量もばっちり。快速に飛ばして行きます。

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レース中盤
雨とバッテリー残の心配も抱えながらの、各車続々とドライパー交替が。
チーム一丸となってドライバーをサポート。

レース終盤
レース時間も残すとこ20分。各車ピットイン。
雨も降り続けます。

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レース終了
レース開始より1時間、代表舘内のフラッグによりレース終了へ。

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最終チームゴール
十数分を過ぎた時点で最終チームがゴール。会場内の拍手を受け無事レース終了。

 

 

コンバートEV1Hディスタンスチャレンジ リザルト

*天候:雨/エントリー:25台 NO.50はニッケル水素バッテリー搭載車のため賞典外
順位 NO 車名(ベース車) 周回 所要時間 平均
時速
(km/h)
ベスト
LAP
(周)

ベスト LAP
時速(km/h)

9 藤沢とうふ店EV86(トレノ) 14 1:00'34.7 76.265 3'07.2 5 105.77
2 コスモウェーブEV(ファミリア) 13 1:01'12.3 70.092 2'57.0 2 111.86
8 Yellow Rabbit(VWゴルフ) 12 1:02'51.8 62.994 3'04.2 4 107.49
22 EV SPORT AE86(トレノ) 11 1:00'34.1 59.932 3'32.8 6 93.05
5 EV-TOMORROW(トゥデイ) 11 1:00'36.3 59.896 4'05.5 2 80.65
7 グリーングラス2EV1号車(シトロエン2CV) 11 1:00'36.9 59.886 3'53.6 6 83.37
12 エレクトリックミニカ(ミニカ) 11 1:00'42.6 59.792 3'43.5 4 88.59
1 EVトレノ(トレノ) 10 1:00'03.6 54.945 3'19.9 2 99.05
4 JAEC-EVウィンディ(トゥディ) 10 1:02'48.5 52.541 3'36.0 2 91.67
10 21 KP号(ミゼット2) 9 1:01'23.5 48.378 5'12.3 2 63.40
11 16 オムレツ大百科(CR−X) 8 1:00'39.5 43.522 3'18.9 5 99.55
12 3 クーペEV(フロンテクーペ) 8 1:00'50.5 43.391 4'27.4 5 74.05
13 10 EVE MK3 TYPE R(シビック) 7 1:00'10.7 38.146 5'37.6 1 58.65
14 11 蒲田の風(サニー) 7 1:00'33.4 38.146 4'03.3 4 81.38
15 20 松下親子のBUBU製ミニカーEV(BUBU) 6 1:00'49.2 32.555 8'14.3 1 40.06
完走せず 6 ピッコロ2号快速ver.1 1/2(ベスパカー) 1 - - 8'09.5 1 40.45
完走せず 13 ランボロギーニディアボロ(カリーナ) 6 - - 4'11.9 4 78.60
完走せず 15 GEM.1(ミゼット2) 7 - - 5'10.0 2 63.87
完走せず 18 Spirit号(ミゼット2) 8 - - 4'50.0 5 68.28
完走せず 19 大一ハイヤーEVタクシー(マーク2) 7 - - 3'45.0 2 88.00
完走せず 23 EV-THE MINICA(ミニカ) 7 - - 3'56.2 4 83.83
賞典外 50 TEAM B-SPEED(スターレット) 19 1:02'27.1 100.398 2'00.2 2 164.72
欠場 14 電動虫-I(アビーキャロット) - - - - - -
欠場 17 KIKU1号(ハイエーストラック) - - - - - -
欠場 51 NEW Paradigm Creator(カローラ) - - - - - -

 

 

コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ総評

 雨天のため、ドライバーズミーティングで非公式の走行会を提案したが、エントラントから「やりましょう」の声。その声に励まされ、オフィシャルとエントラントの活発な意見交換を繰り返し、安全に留意しトライアルを行うことに決定。スケジュールを大幅に変更し、スタートは1時間繰り上げとなった。「僕は、雨にもかかわらず本当にいいレースを見せてもらいました。EVを作るために考える楽しみ、それを作る楽しみ、そして完成した喜び。完成したEVをさらに熟成させる楽しみ、そのひとつの結果が出せるJapan EV Festival '98への参加。事故やトラブルが無いようにと願うオフィシャルの心配を吹き飛ばす程の、エントラントのレースへの理解、安全への心掛け。毎年、表彰台に登るチームの顔ぶれが変わってくるのもそのせいなのでしょう。来年はどのチームが表彰台に登るのか、今から楽しみです。」

コンバートEV オフィシャル:御堀直嗣

 

 

コンバートEV1時間ディスタンスチャレンジ優勝チーム予想クイズ 結果発表

来場者総勢506名の中から見事優勝チームを予想されたのは、3名の方々です。おめでとうございました。この方々には賞品を送らせていただきました。

 


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