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トライアル特別規則書(抜粋)



トライアル種目

カテゴリーA:コンバートEV ディスタンスチャレンジ (1時間耐久)

カテゴリーB:ERK タイムトライアル (ジムカーナ)

車両規定

   (詳細別紙)
カテゴリーA(コンバートEV):JAFのEVストックカー指導要項に準じる電気自動車であること。 バッテリーは市販の鉛式に限る。
カテゴリーB(ERK):日本EVクラブERK車両規定準じる電動カートであること。ガソリンレーシングカ ート改造車。バッテリーは市販の鉛式に限定し、最大定格電圧は48ボルト。
参加者(エントラント)
  1. 各カテゴリーについて、下記を1エントラント=チームとする。
    カテゴリーA(コンバートEV):車両1台+ドライバー6名まで(会員を含むこと)
    カテゴリーB(ERK):車両1台+ドライバー3名まで(会員を含むこと)
  2.  カテゴリーA(コンバートEV)のドライバーは、全員が普通運転免許証以上を所有していること。カテゴリーB(ERK)のドライバーは、15歳以上であること。
  3. 20歳未満のドライバーは、参加申し込みに際し、親権者の同意の署名捺印を要する。
  4. 同一ドライバーが、異なるカテゴリーへ重複参加することは、原則として認めない。
  5. ドライバー変更は、参加受理後は原則として認めない。
車両検査 / ゼッケン
  1. .全てのドライバーは、車両検査に際して、次のものを携行もしくは着用して、技術委員の点検を受けなければならない。
    ヘルメット: JIS2種、C種またはSNELL SA90の規格品以上の性能であること。
    服装: 電気/バッテリー溶液から体を保護するような、不要な露出部分のない耐酸性(少なくとも
      木綿製)の服装、グローブ/シューズ。(半袖、半ズボンは禁止)
    ・ピット作業用ゴーグル、絶縁手袋(作業手袋
  2. 車両検査は、主催者が定めるタイムスケジュールに従い、指定の場所で受けなければならない。
  3. 車両検査合格車両には、係員が合格証を貼付する。
  4. ゼッケン番号は、主催者が決定する。
  5. ゼッケンは、エントラントチーム各自が用意し、車両の指定された位置にゼッケンの周囲をすべて粘着テープで止め、張り付けること。
  6. 技術委員長は、車両の不適当と判断した箇所に対して修正を命じることができる。
  7. 修正を命じられた車両は、車両検査時間内に修正を終え、再度車両検査を受けなければならない。
  8. 車両検査に合格した車両は、出走に必要な軽微な作業を除き、変更、交換作業を、原則として行ってはならない。ただし、トライアル規則で認められた内容、および技術委員長へ届け出、承認を得た内容については、この規定は適用されない。
  9. 車両に関する疑惑などへの最終判断は、技術委員長に一任する。
トライアル方式
カテゴリーA:コンバートEV ディスタンスチャレンジ 1時間耐久
  •  高速周回路(1周 5.5km)を使用し、スタート後1時間経過までの周回数に挑戦する。
  • バッテリー交換および充電は認めない。
    [パドックには、電源設備はありません。事前に充電を完了して参加してください。また、当日受付後、会場内での充電は認めません。(将来的には認められる方向で検討)]
  • コース上所定のスターティンググリッドに着き、スタートの合図とともに走行を開始する。
  • スターティンググリッドは、開催当日受付けにてクジ引きで決定する。
  • 高速周回路のバンク区間は、コース上黄色の線より内側を走行すること。
  • 追い越しに当たっては、前方の車両にホーン、ライトの点灯等で十分な合図を送ること。(バンク内での追い越しも可)
  • 不必要な進路変更を行わないこと。
  • 進路変更に際しては、後方の車両に十分注意すること。
  • 1時間以内に5回のピットインを義務付ける。
  • チーム登録のドライバー全員が、1周以上走行しなければならない。
  • ピットインは、所定のピットレーンを使用する。
  • ピットレーン内の最高速度は、50km/hとする。(ピットレーン内の追い越しは禁止)
  • 指定のピットに停車した時点から1分以上経過しなければ再スタートすることはできない。
  • ピットアウトは、オフィシャルの指示に従うこと。
  • ピットイン/ピットアウトに際しては、十分に走行速度を抑え、安全に細心の注意を払うこと。
  • ピット内への立ち入りは、交替する次のドライバーを含め2名までとする。
  • ピットレーンで止った場合は、速やかにピットへ移動すること。
  • コース上で車両が停車した場合には、オフィシャルの指示に従うこと。
  • ゴール待機で停止する場合、ピットレーン入口(ゴール手前100m=会場エントランス付近)より手前で停止すること。二重停車は禁止。
  • チェッカーフラッグは、スタート後、1時間経過した時点で振り降ろされる。
  • 本コース上でチェッカーフラッグを受けること。
  • チェッカーフラッグが振り降ろされた後、3分以内にゴールラインを通過した場合、その車両は、完走とみなされる(義務周回数は6周)。
カテゴリーB:ERK ジムカーナ形式タイムトライアル
  • 特設コースを使い、1チームあたり6回のトライアルを行わなければならない。また、各ドライバーは、最低2回のトライを行う。
  • スタートは、原則としてゼッケン番号順とする。
  • 各ドライバーは第1トライを終えた後、すみやかに再スタートの用意をすること。
  • ゴール後は、必ずメインスイッチを切り、車両の移動はチームクルーの協力を得て人力により行うこと。
  • 1チームにつき、1回のバッテリー交換を認める。ただし、所定の場所で、ゴーグルとグローブを着用し、安全を十分に確保しながら作業を行うこと。
  • 計時は、スタート/ゴールともに、車両の先端がコントロールラインを横切った時に行う。計測は、自動計測器またはストップウォッチにて行う。
章典
カテゴリーA(コンバートEV):チーム賞

カテゴリーB(ERK):個人賞およびチーム賞
  • カテゴリーA(コンバートEV)のチーム賞は、本コース上でチェッカーフラッグを受けた車両で最長走行距離を走破したチーム順に順位を決定する。(チェッカー優先)ただし、同一周回の場合は、先にゴールラインを通過した車両を上位とする。
  • カテゴリーB(ERK)の個人賞とは、参加全ドライバーが対象であり、最速タイムによって順位を決定する。
  • カテゴリーB(ERK)のチーム賞は、チーム内参加全ドライバーの各人最速タイムを合計することによって順位を決定する。
  • その他、特別賞が表彰される場合がある。
罰則 / 失格
カテゴリーA:コンバートEV ディスタンスチャレンジ 1時間耐久
  • 危険、違反行為(ピットレーン内の安全確保違反、危険な追い越しなど)があったと認められた場合、1周減算のペナルティを課す。
カテゴリーB:ERK ジムカーナ形式タイムトライアル
  •  特設コース上のパイロンに、接触、移動、転倒があった場合、1回につき5秒のペナルティを走行タイムに加算する。
  • スタート合図後、30秒を経過してもスタートしない場合、またスタート後3分を経過してもゴールに到達できない場合、あるいは走行中に他者からの援助を受けた場合は、走行タイムを無効とする。
参加者の尊守事項
  • 参加者は、本規則に規定されている各事項に精通し、スポーツマンシップにそくした行動を心掛けること。
  • 各トライアルに関して行われるドライバーズミーティングには、すべてのドライバーが必ず出席すること。
  • トライアル中以外の車両は、必ずメインスイッチを切り、その移動は人力のみで行うこと。
  • トライアルへの出走に際しては、長袖、長ズボン、ヘルメット、グローブを着用し、シートベルト(ERKは除く)を正しく装着すること。
  • フェスティバルの運営(テント等の設営および撤去等)に協力すること。

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