21世紀の自動車と社会を考える会(仮称)
プレイベント『EVの航続距離を考える PART2』
EVで遠出は是か、非か?

●2012年3月24日(土)13:00〜16:00 
DUNE RENTAL SPACE(東京都渋谷区)にて開催します!

自動車産業を取り巻く状況が厳しくなる中、次世代に向けた環境・エネルギー対応車の開発、普及が急がれています。そこで、「21世紀の自動車と社会を考える会(仮称)」を設立し、内外の自動車をめぐる状況を学び、私たちは何をすべきかを考えたいと思っています。

●開催概要

日時:2012年3月24日(土)13:00〜16:00(受付12:40〜)
会場:DUNE RENTAL SPACE(デューン・レンタルスペース)
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-35-3
※地下鉄副都心線北参道駅から徒歩2分・ JR千駄ヶ谷駅から徒歩7分)

主催:日本EVクラブ 
参加費 :3000円(日本EVクラブ会員:2500円)
※当日、受付でお支払いください。
定員:30名(申込受付順)
締め切り:2012年3月21日(水)
※締切後に参加可否のご案内をいたします。

●参加申込はこちらから>>>

●プログラム内容(予定)

<1>論議を深めるための基礎知識(前回と同様 航続距離を決定する要因)●舘内 端
<2> i-MiEVの改良について 三菱自動車 i-MiEV開発担当者●貴志誠氏 
<3>会場をまじえてディスカッション「EVで遠出は是か、非か」


第1回は日産自動車リーフ開発責任者の門田英稔氏にお越しいただきました。

●問題提起

EVで遠出をすることの是非について考えたい。

EVは1充電航続距離以上に走ろうとすると改めて充電が必要である。したがって、EVの遠出には家庭・事業所以外の外部の充電施設が必要である。それが整っていない現在、EVでの遠出は困難であるという意見がある。

また、もともとEVはシティ・コミューターだから市内走行、近距離走行、1充電航続距離以内の走行にすべきだという意見もある。その背景には、急速充電は大電流を流す必要があり、それが大規模で行われると電力事情を悪化させるという意見と、EVは昼間と夜間の電力の平準化を図るための自動車だから、夜間に充電すべきであり、昼間の急速充電を必要とする遠出は控えるべきであるという意見がある。

一方、EVの導入初期には、多くのメディアが「EVの普及には充電インフラの整備が必要だ」と報道した。これはエンジン車のエネルギー補給にはガソリンスタンドが必要なようにEVも特別なエネルギー補給施設(充電スタンド)がないと充電できないという誤解があったような気がするが……。

ところで、自家用車なる自動車には、「いつでも」、「どこでも」、「どこへでも」行けることが求められる。あるいはそのようにできることが自家用車の夢であるといわれる。実際には、そうした場面は1年に数度あるか、ないかなのだが可能であってほしいというわけである。

自動車が置かれている状況からの論議も必要かもしれない。自動車の抱える地球温暖化の防止と石油の枯渇の遅延を考えるとき、自動車が生き残るには脱石油化が必須である。そのために選ばれる自動車がEVであれば、EVは1充電航続距離以上の走行が必須となる。あるいは燃料電池車が選ばれても同様である。

エンジン車が未来永劫使えるのであれば、EVはシティコミューターにとどまることもできるが、果たしてそうだろうか。大いなる議論を期待したい。

※インターネット生中継(予定)
開催日当日、会場からイベントの様子を生中継する予定です。
また、会場にいなくてもディスカッションに参加できるようにしたいと思っています。
詳細は、ホームページにてお知らせします。http://www.jevc.gr.jp/

※参加者には「議論を深めるための基礎知識」のテキスト(18ページ)を差し上げます(無料)