Member's Report 2024

移動MAX エネルギーMINIMAL

加藤 盛一(栃木県)

2025年が明けて3か月が経とうとしています。
今年の抱負は「ずっとやりたかったことをやる」と決めて、家族旅行をしたり、旧い友人に会いに行ったりしようと思っています。
また、最近では仕事での出張も増え、コロナ禍では思うようにいかなかった「移動」の楽しみを感じる機会が増えました。

そんな折、2024年の「日本EVフェスティバル」で、舘内さんが「ホモサピエンス=移動」「移動は富の源泉」であるというお話をされており、移動の喜びは、人間の本能に刻まれているのだと感じました。

移動している間は、変わっていく景色を見るのも楽しいし、普段はまとまった時間が取れないので、長い時間をともなう移動の時は、本を読んだり、最近ではスマホで映画を見ていることも増えました。

日本EVクラブという観点で「移動」を考えると、2021年のレポート(https://www.jevc.gr.jp/members-report-2021-03-kato/)にも書かせて頂いたように、EVはエネルギーを「移動」させるインフラ・バッファとしても大きな役割を持っていると思います。

午前中に自宅のソーラーパネルで発電してEVに充電。
午後からEVで会社に出社して、その電気を使って仕事ができたり。
大規模な再エネ設備で発電した電気を、EVに貯めて運んで、需要のある方たちのもとに届けられたり。
災害があった時に、電力の足りない地域に電気を運んだり。

そう考えると、大きなバッテリーEVを個人で所有するよりは、カーシェアなどを活用して、小さなバッテリーEVが常に「移動」していた方が良いのではないかと思います。

小型EVが人とエネルギーを乗せて血液のように地域を循環してエネルギーをやりとりし続ければ、無駄なエネルギーの生産が減って、持続可能な地球につながっていくのではないでしょうか。

NコロEVとHonda e。

エネルギーを「移動」させる小型EV。
※マイクロソフト画像生成AIで作成…プロンプト「 EVやマイクロモビリティが、常に人とエネルギーを乗せて地域を循環し、街のインフラとつながってエネルギーをやりとりする、自然がいっぱいの村 」

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