2001年充電の旅 CHALLENGE & CHARGE

スペシャルレポート

「鳥取〜但馬〜天橋立」同行記
日本ってまだまだ「楽園」かも。
■TEXT:YORIMOTO YOSHINORI

7月はじめ、鳥取から但馬、天橋立へと走行するEV-Aclassに同行してきました。私事で恐縮ですが、兵庫北部の但馬地方はレポーターである私の故郷。いろいろ知ってる土地のつもりだったのですが、EV-Aclassとの旅で再発見したのは「なんだ日本ってまだまだいい感じじゃないか」ということでした。そう、日本ってまだまだ楽園なのです。何よりの証拠に、このドライバー2人の幸せそうな表情を見てやってください。。。 今回は、ちょっと重いかも知れませんが、写真たっぷりに2人の幸せな表情をレポートします。

ドライバーに告ぐ●このレポートでは、ボクの主観で君たちの行状についてざっくばらんに報告します。修正、弁明などある場合は、ボクにメールで知らせてください。ちゃんと補足として追加掲載しますから。。。

6月30日。

三朝温泉で、島根から鳥取までの行程をサポートしてくれた「でんでん虫2号」こと永井さんと、川原の露天風呂でくつろぐ古澤クンの図。薄井クンが裸でカメラを構えている図もご想像ください。

この日、早起きしたドライバーは永井さんにだまされて、とてつもない冒険に連れ出されたそうです。

鳥取市内では、サポーターの西垣さんの案内で「鳥取一の寿司店」へ。実は、西垣さんの奥さんのご実家なのでした。ドライバー2人、旅日記やエコ百景レポートのことなど忘れて、山陰の新鮮なネタに幸せをかみしめたことは言うまでもありません。

7月1日。

鳥取砂丘へ。このあと砂山を駆け回ったドライバーたち。翌日は「筋肉痛だぁ」と騒いでいました。同情の余地はありません。
ところで、鳥取砂丘も砂を運んでくる千代川の護岸工事や、近くにできた防波堤の影響で、ここ数年、みるみる砂が減り、砂丘のカタチを変えつつあります。

砂丘名物のらくだに乗って記念写真。これもまたエコな乗り物ではありますが、記念写真だけで500円。砂丘を案内してもらうとなんと3000円。けっしてエコノミーな乗り物ではありません。個人的な感情でいわせてもらうと、こういうの、もう観光地になくていいよなぁ。
古澤。これが正しい砂丘の遊び方?
湯村温泉名物、98度の源泉でゆで卵を作るドライバー。でも、できあがった直後に川の水で冷やす掟を知らなかったため、うまく殻がめくれずに食べるときはぐちゃぐちゃになってしまったのでした。
これまた湯村名物の足湯。この湯、古澤クンの表情でわかるように、けっこう熱いです。さすがに年の功か、薄井クンは熱いのも平気で素晴らしい笑顔を見せてくれました。
ボクのふるさと関宮町では、サポーター登録してくれたボクの同級生んちを訪ねました。ちょうど子供の誕生日ってことで、ガレージ脇の広場でバーベキューパーティの真っ最中。近所中の同級生が集まってにぎやかでした。東京じゃ、こんな風に集まって遊べる場所もなくなってきてるよなぁ。
ボクの実家では、オヤジが数日前に書いたという「日本一周手作り電気自動車宿泊」の白い文字が迎えてくれました。
現在の実家から2キロほど山間に入ったところにあるボクの生家裏のお寺さん。子供のころよく遊んだ場所は、なんにも変わっていませんでした。

7月2日。

サポーター登録してくださった八鹿町の五光にて。さすがにイベント&葬儀業。紅白の幕に看板付きで歓迎です。サポーター登録について「登録なんて面倒なことしなくても、来れば電気くらいいつでもやるよ」というご主人の世登道徳さんの言葉が印象的でした。

実際、2001年充電の旅は、サポーターさんだけでなく、そういう日本の善意に支えられて旅を続けています。

五光さんでは、ご近所のみなさんも大集合して、とてつもないバーベキューランチパーティとなった。ドライバー2人、松阪牛のルーツである但馬牛を食らうことに成功した。
EV-Aclassのために「看板付きコンセント」を用意してくれていた五光さん。でも、200ボルトを表まで引いてくる電気工事が間に合わず、この看板付きコンセントはギミックだった。
サポーター澤田氏の先導で但馬技術大学を訪問。生徒大集合でこれまたエライ騒ぎになったのだった。

但馬技大で、集まった学生を前に熱弁を振るうサポーター澤田氏。今年のフェスティバルでは、神戸の某S氏を出し抜いて、兵庫県発の自走参加に期待がかかる。。。

学校では「エンジン」のことを学んでいる学生さんたち。「オレらが一人前になるころには、エンジンの知識が無駄になるんとちゃうん?」と素朴な疑問を抱えてしまったのだった。

豊岡のワタキ自動車さんを訪問。これまた工場中のスタッフが仕事の手を休めてEV-Aclassを歓迎してくださった。但馬地方では、澤田さんの呼びかけもあって自動車整備工場が大量にサポーター登録してくれた。感謝!
ご主人がドライバー薄井クンの卒業した自由学園のOBという縁でサポーター登録してくださった城崎温泉の三国屋旅館。EV-Aclassは玄関前に横付けで充電させてもらったのだった。
城崎温泉は外湯巡りが名物。宿泊した夜、一の湯という外湯から帰り着き、宿のご主人と話し込むドライバー。このあと、近くの居酒屋でごちそうにまでなった。なんでもいいけど、浴衣ちゃんと着なさいよ、古澤クン。。。

7月3日。

三国屋出発前には、毎日新聞、サンケイ新聞、サンテレビの地元記者さんが取材に来てくれた。

いよいよ京都入り。天橋立は、許可さえあればクルマで走れると、京都府内のサポーターさん宅で知った取材班。その場でケータイかけまくり、宮津警察に許可を申請。電話して2時間足らずで通行許可を出してくれたのはかなりうれしかった。

天橋立をEVが走行するのは史上初(推定)。朝日新聞の記者さんも取材に駆けつけてくれた。

夕暮れ迫る天橋立を、のんびりと時間をかけて走破。道行く観光客と、開けはなった窓から雑談しながら走ってくる古澤クンの姿が印象的だった。

今回のスペシャルレポートは、サポーターのみなさんとのふれあいや、ドライバーの幸せな旅の一面を追いかけてみました。もちろん、大変なこともいろいろあるんだけど、2001年充電の旅って本当はすごく楽しい旅なんだよな。ちょっと強引だけど、ガソリン車で日本一周したとしても、これほど愉快な旅にはなかなかならないだろうと思う。こんなに楽しいんだから、2001年充電の旅は、間違いなく「正しい」んだと確信したのだった。

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