HOME > おしえて!みほりさん > EVドラテク講座 第1回「ビバンダムチャレンジでの走りの秘密」
おしえて!

みほりさんは、ビバンダムチャレンジでフランスのマニクールサーキットを手作りのミゼット2EVで走って全出場車中トップの燃費を記録されたそうですね。どういうことに気をつけて走ったのか教えてください。(編集部)>


みほりさん

気を付けたことは、スピードをできるだけ落とさないように走ること。それから、下り坂でついた勢いをできるだけ上り坂で活かすこと。このふたつだね。

マニクールサーキットにて

  マニクールのコースは、アップダウンがきつくて、またブラインドコーナーの先にきついカーブやシケインがあるというレイアウト。もちろん、今回ぼくは初めてこのサーキットを走るのでコースレイアウトを学ぶことから始めなければならなかった。だけど、練習なしで燃費競争と航続距離競争というふたつの目的を持ったこの競技は始まったんだ。

そこで第一の心掛け、先の分からない初めて走るコースではあるけれど、一度上げたスピードはできるだけ下げないように走るようがんばった。たかがか10Km/hの差であっても、時速30Km/hで走れるカーブを20Km/hに落としてしまったのでは、次にスピードを上げる時に余計なエネルギーが必要になってしまうだろう。その時速10Km/h分のエネルギーを大事にして走ったんだ。

具体的には、「あまりブレーキを掛けず、減速しないでどうやってカーブを曲がるのか」がポイント。そのためにまず走行ライン取りを工夫して、できるだけ直線を長く、またカーブでも回転半径を大きく取れるようにした(注1)。それでも、最初のうちはカーブの大きさや奥行きの深さが未知数なので、失敗して、スピードを落とし過ぎたこともあった。けれど2周目にはなんとか高いスピードを維持できるように、3周目にはもっと完璧にと、毎周、集中力を落とさないようにして走ったんだ。

次に、けっこう上り下りときつい坂のあるコースだと分かったので、下り坂ではアクセルを踏まないようにしながら勢いを付け、その勢いを保ったままカーブを曲がり、次の上り坂で活かせるようにした。下り坂でぐんぐんと勢いが付きスピードが乗ったところでもブレーキを我慢して、減速し過ぎないようにカーブを曲がるというのは度胸試しでもあり、怖かったけれど、反面、面白くもあるチャレンジだった。細かいことではあるけれど、下り坂に入る手前ではちょっとアクセルを踏み込んでおいて、初速を速め、その上で坂道を勢い良く下るということもやったんだ。

注1、回転半径を大きく取ることによってコーナーで受ける遠心力が減りスピードを落とさず走り抜けられる。


その成果が、ビバンダムチャレンジでの好結果につながったんですね。次回第2回は、「EVをFUN TO DRIVE」するためのテクニックを聞き出しちゃうぞ! お楽しみに! -->第2回 『EVをFUN TO DRIVE!する』

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