舘内端の『電気自動車で世界を救え』を創刊しました!

タイ・バンコクの交通渋滞

日本EVクラブ代表である舘内端のメールマガジン『電気自動車で世界を救え』を3月1日に創刊しました。メールマガジン配信サービスの『フーミー』にてご購読いただけます。月の途中からのお申し込みでも、登録月に発行されたすべての号を読むことができます。

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メルマガの核となるコンテンツは、舘内端の書き下ろしによる連載コラム『電気自動車で世界を救え』です。第1回のテーマは「電気自動車が世界を平和にする」。ガソリンがリッター200円目前になろうとしている状況の中、電気自動車が果たすべき役割を考察します。

冒頭部分をご紹介!

【第1回】電気自動車が世界を平和にする

◆◇◆リッター200円が目前。いまこそ電気自動車へ

中東が激動している。それにつれて原油価格が急騰している。経済、産業そして自動
車と生活を直撃だ。リビアだけではなく、アルジェリアの原油生産が止まると、原油
価格は220ドルに上がるともいわれる。そうなれば日本のガソリン価格はリッター
300円になってもおかしくない。価格の急騰も困ったものだが、原油の生産が減退し
て供給不足が起こると、ガソリンスタンドに並ばなければガソリンを入れられなくな
る。しかも満タンではなく….。

だから電気自動車なのだ。というのではいかにもである。しかし、そういうことなの
だ。自動車は石油と切っても切れない関係にあり、それが最大のアキレス腱であり、
そのアキレス腱はいつ切れてもおかしくない。自動車は石油から解放されないと、世
界の政変から自由になれない。自動車は石油の関係を抜きには語れない。

電気自動車の燃料は電気だ。発電可能なエネルギーであれば、石油である必要はな
い。天然ガス、石炭といった化石燃料はもとより、水力、地熱、太陽、バイオ、原子
力と発電可能なエネルギーは多様である。ただし、自動車のもうひとつの課題である
CO2排出量の削減が可能なエネルギーでなければならない。天然ガスや石炭では、石
油代替にはなっても地球温暖化の防止には工夫がいる。

石油の近々の問題は、需要が供給を上回ってしまうことだ。次の問題は、35年ほど
で在来型の石油が枯渇してしまうことだ。ただし、オイルシェール、オイルサンドと
いった非在来型で液体ではない石油は埋蔵量が1兆バレルほどある。だからといって
安心はできない。これらから液状の石油を抽出するには、たくさんのエネルギーが必
要であり、その際にCO2も排出してしまう。もちろん、燃やしてもCO2は排出され
る。私たちがこれまでと同様に潤沢に石油が使えるのは、そう長くないと考えたほう
がよいだろう……(この続きはメルマガで)

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