つれづれなるままに……

工事が進む日本ラジオ博物館新館の前で、カバーをかぶった2EVとプリウス。

松本支部/岡部 匡伸

今年の冬は暖かくて松本でもほとんど雪が降りません。生活するには楽ですが、スキー場は営業できないし、夏に水不足にならないか心配です。

さて、松本支部は相変わらずお休み状態。支部の3代目2EVも駐車場でカバーをかぶってずっと休んでいましたが、クラブハウスがある山荘のガレージにしまうことになりました。とりあえず屋根の下に入れられるのでひと安心です。私はというと、相変わらずプリウスで軟弱な半EVライフを楽しんでいます。いつも混んでいる東京の環八と、いつも空いている長野の国道19号線のどちらでも「ほとんどEV」で走れます。

いつもこの原稿を書くときに過去のレポートを見直すのですが、クラブが始まったころの原稿には近所を走るバスの排ガスがひどいと書いていました。今ではアイドリングストップもするようになり、だいぶ良くなりました。私は古い車が大好きですが、たまに60年代の旧車が走ってくると、どんなにピカピカにレストアされた車でも排ガスの強いにおいが気になります。私が小さい頃には、こんなに臭い車がたくさん走っていたのですね。夏には毎日のように光化学スモッグ警報が出て外で遊べなかった記憶がよみがえってきます。今の車はガソリン車でも本当に排ガスがきれいになりました。

コンバートを始めた頃は、電気自動車といえば役所のハイゼットEVくらいしかありませんでした。日産や三菱のディーラーでEVを簡単に購入できて、高速道路で普通に見かけるようになるなどとは想像していませんでした。思うように普及していないEVかもしれませんが、世の中は少しずつでも良くなっているように思います。

私が少しは楽観的なものの見方をするようになったのは、1冊の本との出会いからでした。ハンス・ロスリング著「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」(日経BP社)、ベストセラーになっているのでご存知の方も多いと思いますが、統計データを正しく読むことでさまざまな気づきを与えてくれる良書です。著者が医師で公衆衛生に長く携わってきただけあってエボラの流行などへの言及もあり、昨今の情勢下、正しい見方をする助けになると思います。日経さんはEVへは懐疑的な論調が強いようですが、この本は皆様にお勧めできます。

外出が思うようにいかない今日この頃、本に親しむのも良いかもしれません。いつも冬はおコタにあたってのんびりしている時期ですが、今年はラジオ博物館8年目にして新館への移転、リニューアルという大仕事の真っ最中。新館は松本支部と同じ場所になります。一人でコツコツと展示の解説など書きながらいろいろ考えています。

【Annual Report 2019】目次に戻る>>>