日本EVクラブ製作車両

<電友1号> 1994年3月完成

舘内端と友人たち製作のEVフォーミュラ-カー、電友1号が1994年3月EVレース「APS Electric 500」(米国アリゾナ州フェニックス)に参戦、クラス3位に入賞。その後は「FIAカップ ソーラーカーレース鈴鹿」にも参戦した。

ベース車両:FJ1600

全長✕全幅✕全高:3,780×1,650×985mm、ホイールベース:2,220mm、トレッド前/後:1,420/1,420mm、車両重量(バッテリー別):463kg

●モーター アドバンスドD.C. FB1-4001、種類:DCブラシモーター、最高出力:46kW(63PS)
●バッテリー 日本電池 SER60、種類:密閉式鉛蓄電池、容量:60Ah/個、積載個数:12(252kg)、総電圧:144V、総電力量:8.6kWh
●コントローラー DCパワーシステムズ T-REX600、最大電流:600A
●タイヤ 横浜ゴム ADVAN A048、前:195/50/R15 後:215/50/R15
●最高速度:145km/h(計算値)、参考タイム:鈴鹿サーキット東コース 1分02秒


<EVロードスター> 1995年2月完成

「EV手作り教室」第1期製作車両。応募180名の中から抽選で選ばれた50名全員で、ユーノスロードスターをEVに改造。

ベース車両:ユーノスロードスター

●モーター アドバンスドD.C. FB1-4001、種類:DCブラシモーター
●バッテリー 密閉式鉛蓄電池(サイクロンG)、総電圧:120V
●コントローラー カーティス


<EVランサー> 1995年7月完成

「EV手作り教室」第2期製作車両。電友1号、EVロードスターとともに「FIA ソーラーカーレース鈴鹿’95」に参戦。1996年5月にはナンバーを取得し、450kmの東京→鈴鹿走行にチャレンジ。

ベース車両:三菱ランサー

●モーター アドバンスドD.C. FB1-4001、種類:DCブラシモーター
●バッテリー 密閉式鉛蓄電池(サイクロンG)、総電圧:144V
●コントローラー カーティス


<フォーミュラ-EVミゼットⅡ>
1996年8月完成、1997年フォーミュラ-EVに改造

舘内端製作のコンバートEV。「1日EV体験セミナー」にて、EVミゼットⅡの組立実演を実施。1997年にナンバーを取得、その後はナンバー更新をせずにフォーミュラ-仕様に。なお、日本EVクラブ御堀副代表も同車を所有しており、1998年にはフランスで開催された低公害ラリーの「ビバンダム・チャレンジ」に参加し、燃費と騒音テストで優勝。日本EVクラブは2000年からは「手作りEVミゼットⅡ 4時間耐久レース」を開催。

ベース車両:ダイハツ・ミゼットⅡ

全長✕全幅✕全高:2,800×1,340×1,640mm、ホイールベース:2,020mm、トレッド前/後:1,126/1,117mm、車両重量(バッテリー別):551kg

●モーター アドバンスドD.C. XP-1227-A、種類:DCブラシモーター、最高出力:46kW(63PS)
●バッテリー 松下電池工業 EC-EV1260、種類:密閉式鉛蓄電池、容量:60Ah/個、積載個数:12(252kg)、総電圧:144V、総電力量:8.6kWh
●コントローラー カーティス 1231C-8601、最大電流:500A
●タイヤ 横浜ゴム ADVAN NEOVA AD07、前:165/60/R13 後:165/60/R13
●参考タイム:筑波サーキットコース1000 49秒437


<EVパジェロミニ> 1998年6月完成

「EV手作り教室」第3期製作車両。

ベース車両:三菱パジェロミニ

●モーター アドバンスドD.C. 203-06-4001X、種類:DCブラシモーター
●バッテリー パナソニックEVエナジー ニッケル水素電池、総電圧:144V
●コントローラー カーティス


<ZEK-02改 青号> 1999年8月完成、2003年改造

ERKレースに参戦。2003年にニッケル水素電池を搭載し、5月に開催された「オープンフォーラム・アーバンEVデモンストレーション」にて、もう1台の赤号とともにフィギュアパフォーマンス(ナイト走行)を行う。

全長✕全幅✕全高:1.910×1,340×530mm、ホイールベース:1,090mm、トレッド前910/後1,000:mm、車両重量(バッテリー別):113kg

●モーター アドバンスドD.C. L91-4003、種類:DCブラシモーター、最高出力:40kW(54PS)
●バッテリー パナソニックEVエナジー HEV用角形、種類:ニッケル水素、容量:6.5Ah/個、積載個数:48(48kg)、総電圧:86.4V、総電力量:2.2kWh
●コントローラー カーティス 1231C-7701、最大電流:550A
●タイヤ 横浜ゴム ADVAN Racing Kart Y801A/SL02、前:4.5×10.0-5 後:7.1×11.0-5
●最高速度:180km/h(計算値)、参考タイム:筑波サーキットコース1000 42秒2


<EV・Aクラス> 2000年9月完成

2001年にナンバーを取得し、「2001年充電の旅」を実施。約半年間かけて充電621回を行い、日本を一周した。2002年、東京都低公害車フェア「ECO CAR WORLD 2002」に出展。2003年「東京オートサロン2003」に出展した横浜ゴム(株)のADVANブースに車両を展示。

ベース車両:メルセデスベンツAクラス(A160)

●モーター SOLECTRIA(ソレクトリア) AC42-B型、種類:交流モーター、定格出力:21kW、 最高出力:78kW、最大トルク:150Nm
●インバーター SOLECTRIA(78kW/312V/250A)
●バッテリー 松下電池工業 EV1238(「2001年充電の旅」実施時はオデッセイPC925)、種類:密閉式鉛蓄電池
●充電器 EVメルテック
●航続距離 市街地80km/ 郊外100~120km
●タイヤ 横浜ゴム DNA dB、前:205/60/ R15 後:205/60/R15


<ZEK-02改 赤号> 2002年11月完成、2003年改造

2003年のニッケル水素電池搭載後、5月のEVイベントで青号とともにフィギュアパフォーマンスを行う。青号とともにEVフェスなどレースに参戦。

全長✕全幅✕全高:1,910×1,340×530mm、ホイールベース:1,030mm、トレッド前/後:910/1.050mm、車両重量(バッテリー別):83kg

●モーター アドバンスドD.C. A00-4009、種類:DCブラシモーター、最高出力:25kW(34PS)
●バッテリー パナソニックEVエナジー HEV用角形、種類:ニッケル水素、容量:6.5Ah/個、積載個数:40(40kg)、総電圧:72V、総電力量:1.9kWh
●コントローラー カーティス 1221C-7401、最大電流:400A
●タイヤ 横浜ゴム ADVAN Racing Kart Y801A/SL02、前:4.5×10.0-5 後:7.1×11.0-5
●最高速度:140km/h(計算値)、参考タイム:筑波サーキット1000 42秒9


<フォーミュラーEV X-01> 2002年11月完成、2006年改造

2003年1月「東京オートサロン2003」と10月「第37回 東京モーターショー]
にそれぞれ出展した横浜ゴム(株)のADVANブースに車両を展示。2006年1月「LA AUTO SHOW」(米国ロサンゼルス)に車両を特別出展。「日本EVフェスティバル」の筑波最速EV選手権に2007年まで出場。

ベース車両:オリジナル 全長✕全幅✕全高:3,690×1,710×950mm、ホイールベース:2,250mm、トレッド前/後:1,500mm/1,500mm、車両重量(バッテリー別):600kg

●モーター アドバンスドD.C. XP-1227-A ✕2、種類:DCブラシモーター、最高出力:160kW(220PS)
●バッテリー パナソニックEVエナジー HEV用角形、種類:ニッケル水素、容量:6.5Ah/個、積載個数:330(330kg)、総電圧:237V、総電力量:15.5kWh
●コントローラー CAFE ELECTRIC ZILLA#Z1K-EHV、最大電流:800A
●タイヤ 横浜ゴム ADVAN A048、前:215/50/15 後:255/45/ZR16
●最高速度:270km/h(計算値)、参考タイム:筑波サーキットコース2000 1分6秒928


<フォーミューラーEV X-02(小電友)>
2004年3月完成、2006年改造

「中学生EV教室」の中で、中学生が組み立てたフォーミュラ-EV小電友が、2005年の「日本EVフェスティバル」に出場、優勝した。2006年にはリチウムイオン電池を搭載。

ベース車両:FK4

全長✕全幅✕全高:3,040×1,400×930mm、ホイールベース:2,000mm、トレッド前/後:1,260/1,300mm、車両重量(バッテリー別):358kg

●モーター アドバンスドD.C. XP-1227-A、種類:DCブラシモーター、最高出力:100kW(136PS)
●バッテリー SUBARU・NECラミリオン、種類:マンガンリチウムイオン、容量:570Wh/モジュール、積載個数:12(152kg)、総電圧:259.2V、総電力量:6.84kWh
●コントローラー CAFE ELECTRIC ZILLA#Z1K-EHV
●タイヤ 横浜ゴム ADVAN A048、前:195/50/R15 後:215/50/R15
●最高速度:145km/h(計算値)、参考タイム:筑波サーキットコース1000 1分9秒210


<ZEK-03リチウムイオン> 2006年8月完成

2006年11月「LA AUTO SHOW」(米国ロサンゼルス)に車両を特別出展。2006年、2007年の「日本EVフェスティバル」ERKデュアルジムカーナで優勝。2006年ERK24時間耐久レースに参戦。

全長✕全幅✕全高:2,030×1,370×580mm、ホイールベース:1,040mm、トレッド前/後:1,000/1.040mm、車両重量(バッテリー別):128.5kg

●モーター アドバンスドD.C. L91-4003、種類:DCブラシモーター、最高出力:50kW(65PS)
●バッテリー SUBARU・NECラミリオン、種類:リチウムイオン、容量:25Ah/個、積載個数:6(76kg)、総電圧:129.6V、総電力量:1.1kWh
●コントローラー カーティス PMC 1231C-8601、最大電流:500A
●タイヤ 横浜ゴム、前:4.5×10.0-5/ 後:7.1×11.0-5
●参考タイム:筑波サーキット2000 1分6秒


<中学生ハイブリッドバギー世田谷1号>
2006年12月完成、2013年プラグインハイブリッドに改造

2006年「中学生ハイブリッド教室」を開催し、参加生徒とともにハイブリッドバギーを製作。世田谷区役所からナンバーを取得した。その後、10年にわたり教材として使われた。2013年には新たに「中学生プラグインハイブリッド教室」の教材として、プラグインハイブリッド化を実施。

全長✕全幅✕全高:2,485×1,295×1,325mm、ホイールベース:1,800mm、トレッド前/後:1,090/1,082mm、車両重量(バッテリー別):383.5kg

●モーター LEMCO LEM200D127、種類:永久磁石式ブラシモーター、最高出力:600kW(PS)
●エンジン ヤマハVOX A 308E、排気量:49cc、最高出力:5.2PS
●バッテリー パナソニック EC-HV1255、種類:鉛密閉式、容量:55Ah/個、積載個数:4(68kg)、総電圧:48V、総電力量:2.64kWh
●コントローラー SEVCON Millipak 4QPM
●最高速度:60km/h以上


<EVフォーミュラーカー 中学生サイドバイサイド世田谷1号>
2007年11月完成

2007年「中学生EV教室/電気フォーミュラーカーを作ろう」にて、ホンダのフォーミュラーカー、サイドバイサイドを二人乗りフォーミュラーEVに改造。修了式にはツインリンクもてぎを走行した。

ベース車両:ホンダ・サイドバイサイド

全長✕全幅✕全高:3,340×1,550×1,045mm、ホイールベース:2,000mm、トレッド前/後:1,325/1,375mm、車両重量(バッテリー別):550kg

●モーター MF5×4基 シビック・ハイブリッド用、種類:DCブラシレス、最高出力:82kW(111PS)
●バッテリー 三洋電機製 UR18650、種類:リチウムイオン、容量:1.5Ah/個、積載個数:2,000(89kg)、総電圧:185V、総電力量:11.1kWh
●コントローラー オリジナル
●タイヤ 横浜ゴム ADVAN A05、前:195/50/R15 後:205/50/R15
●最高速度:180km/h(計算値)


<ミラEV> 2009年3月完成

2009年8月にナンバー取得。11月に「東京~大阪無充電の旅 そんなに走ってどうするの」を開催。東京から大阪まで途中一度も充電せずに走行。一充電走行距離555.6kmを達成し、ギネス世界記録に認定された。2010年には、一充電走行距離でギネスに挑戦。1周約690mのオーバルコース(オートレース選手養成所)をジャーナリストなど17名が走行し、約26時間かけて一充電走行距離1003.184km(1456周)を達成し、再びギネス世界記録に認定。

ベース車両:ダイハツ・ミラ

全長✕全幅✕全高:3,395×1,475×1,530mm、ホイールベース:2,490mm、トレッド前/後:1,320/1,310mm、車両重量(バッテリー別):860kg

●モーター 松下電池工業、種類:DCブラシレス、最高出力:35kW
●バッテリー 三洋電機製 UR18650、種類:リチウムイオン、容量: 1.5Ah/個、積載個数:8320、総電圧:240.5V、総電力量:74kWh
●タイヤ 東洋ゴム ECO WALKER、前:165/50/R15 後:165/50/R15


<ジャメ・コンタント・オマージュ>

全長✕全幅✕全高:2,495×1,290×1,220mm、ホイールベース:1,600mm、トレッド前/後:1,130/1,130mm、車両重量(バッテリー別):187kg

●モーター NPC BLACK×2、種類:ブラシ付きDC
●バッテリー パナソニックEC-FV1238、種類:鉛密閉式、積載個数:4、総電圧:48V
●コントローラー ALL TRAX AXE4844
●タイヤ 前:145/65/R13 後:145/65/R13


<EVスーパーセブン> 2012年10月完成

2013年にナンバー取得し、「CAHdeMOでつなぐ日本1周EVスーパーセブン急速充電の旅」を実施。9月から56日間にわたり、合計161回の充電で8,160kmを走破した。2014年「ジャパンEVラリー白馬」「石川環境フェア」「鳥取・岡山EVエコドライブラリー」に参加。

ベース車両:ケータハム・スーパーセブン

全長✕全幅✕全高:3,350×1,600×1,020mm、ホイールベース:2,250mm、トレッド前/後:1,270/1,336mm、車両重量(バッテリー含む):730kg

●モーター Hi Performance AC50-01、種類:AC誘導、最高出力:65.3kW(89PS)
●バッテリー 東芝製SCiB、種類:リチウムイオン、容量:40Ah/個、積載個数: 12(168kg)、総電圧:108V、総電力量:13.2kWh
●コントローラー カーティス1238-7601、最大電流:500A
●タイヤ 横浜ゴム BlueEarth、前:185/65/R14 後:185/65/R14
●最高速度:175km/h(計算値)


<E3> 2015年5月完成

日本EVクラブ考案による電気三輪車。「中学生次世代車教室」の教材としても使用。2015年「日本EVフェスティバル」でデビュー。

全長✕全幅✕全高:1,430×630×940mm、車両重量(バッテリー別):80kg

●モーター モーテナジー(ME0709)、種類:ブラシ付きDC、最高出力:5kW(6.8PS)
●バッテリー 種類:リチウムイオン、総電力量:1.5kWh