i3ドライブ日記【河口湖編】

辛口友人の反応は……。

石川響子(日本EVクラブ事務局)

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昨年の12月、友人から河口湖にある輸入家具のアウトレットに行かない?とのお誘いのメールが。
これは、i3で行くのにちょうどいい!
普段EVと無縁の友人たちにもi3に乗ってもらって感想を聞きたいと思っていたので、もう一人友達を誘って、河口湖へドライブしてきました。

今回の友人は、キュレーターのRさんとデザイナー兼プランナーでクルマ好きのKくん。
二人とも芸術やデザインに詳しく、世の中の動きに敏感で、そして遊びの達人。もちろんi3のこともよく知っていて、河口湖までi3で行こうよと誘ったら二つ返事でOKをくれました。
でも、二人とも物事の見方が厳しい。ちょっと口うるさいこの二人がどんな反応をしめすのか、楽しみであり怖くもありちょっとドキドキしながら出発しました。

走り始めてすぐに「わーすごーい」とのRさんの声、そして高速に乗って「きょうさん、いいじゃんこれ」というKくんの発言とともに、安堵する私(笑)。

次の体験は充電。充電時間や充電待ちなどガソリン車では経験のない事態が待ち受けている、特に充電渋滞が起きやすい談合坂SAだし、とかなり心配していましたが、2台ある充電スタンドに充電中のEVは無し! またまた安堵する私。
30分の充電時間もそんなに気にならなかった様子でさらに安堵。

この後はKくんが運転。Kくんは航続距離などほとんど心配せずにi3の走りを堪能してくれました。電気で行けるとこまで行こうよ、と頼もしい発言も。割とすんなりEVを楽しんでくれたようです。
助手席のRさんは内装をほめまくり。もともとエクステリアデザインも気に入っていたので、かなり満足な様子。
いろいろな安堵とともに無事河口湖に到着しました。

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絶好のドライブ日和のこの日、アウトレットの後はずっとKくんが運転。道の駅なるさわで充電して、河口湖周辺をドライブして帰路へ。

帰りの談合坂もすんなり充電できて都内へ。クリスマスイルミネーションに湧く丸の内(パークビル)で充電。今日はまったく充電待ちもなく、渋滞もなく、最後は神田の美味しいおそばでしめくくり、充実した一日でした。

さて、お二人から感想をいただいたので、ご紹介します。

i3 は、誠に見事なクルマでした。

高速から、乗り始めたので、
タイヤの走行音が嫌に気になりましたが、
それだけ静かなクルマでした。

都内では、とてもサイレントで、
乗り方もスマートに、ゆとりのある、
ドライビングを心がけたくなる大人のクルマでした。

新しい構造と素材を上手く使い、
外観にも、内装にも新しいデザイン言語で、
上手くまとめられた造形は、
特徴的ながら、上質でした。

奇をてらわずも、新しさと、実用性を視覚化しているところは、
デザイナーの力量を感じます。

また、そのデザインを支える、
ドイツエンジニアリングの真摯な取り組みには、感心させられました。

トルクがあり、機敏なパワーユニット。
きちんと速いので、アクティブに安全。

静かで、汚れのつきにくい、空力性能。
ほんとに、ボディ側面の風の流し方が、上手。

インターシティカーとして、
必要十分な航続距離。問題なし。

私が、もし、実家に所有していれば、
毎日、名古屋往復60キロは、問題なく、
伊勢、大阪、奈良、京都、往路150キロ以内は、何とか持ちます。

大柄な、今の人間のサイズに合った、
室内空間と、秀逸なドライビングポジション、
アイポイントは、コンパクトカーの理想的なディメンション。
疲れにくく、快適でした。

後ろが少々、見えにくいのが、ちょい、マイナス。
リアドアは、A2みたいに、普通開きに戻すか、3ドアで、結構です。

以上、あまり褒めない、
私が、90点付けます。
素晴らしい!

後は、リチウム電池が進化して、もう少し、
航続距離が伸びれば、グッド。

ほんとに、良いクルマです。
ありがとうございました。

H.K

i3に乗って

車のテクノロジーについてはさっぱりわかりません。。
でも、抜群に<フレッシュ>な感覚を味わえた車、というのが強い実感でした。
このフレッシュさは何だろう???

EVというと、これまでのデザインの歴史をいっきに巻き戻したような、
突然デザインを放棄したような印象が強いですが、i3は、圧倒的なデザインの力を感じます。
イクステリア、インテリアともに、無駄ないきった姿勢が全くないのに隅々までセンスがいい。
車特有の、この無駄ないきりがなんだか滑稽に見える時がありますが,
コンパクトさやリサイクル素材使用にもかかわらず、とてもリッチで洗練された車という印象。(この逆説的なことろにグッとくる)
相当なレベルで洗練されてるな、と思いました。

EVイコール未来のテクノロジー、というだけでなく、
<新しいラグジュアリー>ってこういうものだ、という文化的なシフトをメッセージしているように感じ、そこに車を知らない私ですら、
抜群にフレッシュな感覚を覚えたのだと思います。
みんなが前世紀的ラグジュアリーに飽き飽きしている中、
時代認識センスの鋭いインテレクチャルなリーダー達は、こういう車を選ぶのか!

ネガティブなことだらけのエネルギーの問題を、デザインの力で一気に逆転させて、
皆が漠然と感じている未来の価値らしきものを形にしてみせる、
それこそ本当のデザインの力だと思いました。

R.I

辛口の二人からほめ言葉をもらって、なんとも嬉しい気持ちになりました。
i3だからというのもあるとは思いますが、EVへの理解も深まったと思います。

今回訪れた輸入家具店はイタリアンブランド。とても洗練されたデザインで使い心地のよいの家具は、i3にも通じるものを感じました、上質ってこういうことなんだと。なかなか手が届きませんが。

Kくんが追伸で、

美しい環境と、生活は、
美しく、考えぬかれた、一つのプロダクトから始まります。
そう考えると、まだまだ、我々、日本人には、乗りこなせないクルマです。

とコメントをくれました。

このコメントの前の話題は「充電器」。充電するたびに私がいいわけのように、充電器の形や操作、注意書きの多さの説明をしていたからだと思います。

EVに乗ればその魅力が伝わり、充電も慣れれば面倒も大目にみれるようになると思っていたけれど、やはりクルマそのものに魅力がなければ満足させることはできないし、環境が整わなければ快適に使えないとあらためて思いました。航続距離だけじゃなく、EVにはまだまだ課題が多そうです。

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